Doctor Blog

ニュース

おせっかい批評

例のおせっかいな本棚です。図書室を徘徊する将来有望かつ新進気鋭の若手からは多少の好評と嘲笑を頂いているとのこと、誠に微妙な心持ちではございます。
さて、先日のことですが、教育担当のある看護師さんからお節介かつ励ましのお手紙を頂きました。ここに謹んでご紹介いたします。

『高橋先生
このたびは「おせっかいな本棚」をご紹介いただき、ありがとうございました。さっそく拝見いたしました。図書室に、高橋先生の長年の貴重なご経験の一部を、まとめて拝見できる場所を作っていただき、これから当院で循環器看護のスペシャリストを目指す看護師にとって、一般の書籍だけでは理解できない、循環器・小児科医療のリアルな大変さや楽しさ、やりがいを感じることができる資料を拝見できる貴重な機会ができました。
本棚には、先生が手術などで参考にされたであろう論文や、「榊原記念病院・低侵襲手術書」など、小児循環器手術の秘儀?がつめこまれた図書もあり、循環器の中でもとくに難しい小児循環器外科の学習をしたいと思っている看護師や看護学生の手助けにあると思います。ぜひみなさんに紹介していきます。
また、先生や小児チームがテレビ出演された「NHKBSプレミアム忘れられない患者~スーパードクター 心の交流~」やミスターサンデーなどたくさんの映像資料も保管していただきました。当院で行われている小児循環器医療のすばらしさが映像を通じてわかりやすくまとめられていましたので、将来当院で働くことを検討している方々、特に看護学生や新人看護師への視聴機会をつくり、その魅力を広めていけたらと思っております。
それ以外にも、榊原教授や旧病院の様子が載った資料や、高橋先生と小児外科医師の皆さんとの“LINE”でのつながりをまとめた冊子など、手軽で、とても興味深い資料もあり、休日や夜間ひそかに図書室で勉強している看護師ほかスタッフの息抜きとはげましにもなると感じました。
これから本棚を拝見する方は、ぜひその前に高橋先生が書かれている「高橋幸宏 Doctor Blog」中の、「おせっかいな本棚」を一読してから、本棚を活用することをお勧めしていきたいと思います。そうすることで、本棚の書籍や資料の価値をより一層理解でき、さらに興味深く見ることができるように思いました。
このたびは、「おせっかいな本棚」をご紹介いただきありがとうございました。』

なんだかこっ恥ずかしいほどの身内からの褒め言葉ではございますが、一人でも二人でも小児循環器医療の魅力を感じて頂ければ幸甚というものです。コロナが収まってくれば、他のご施設の皆さんにも是非公開させて頂こうかと思っております。
なお、榊原記念病院・図書室の詳細につきましては、「外科医の浪花節」が終わり次第、改めてご紹介させて頂きます。