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コラム

ハートウォーミング賞

晴れて本日酷暑の8月2日、“ハートウォーミング賞”なる表彰状をいただきました。これは榊原記念病院の中で最も権威あるAward、温かき心の持ち主だけに贈られるのであります。
さてさて、この表彰状の出どころ&所以や如何に…。
それは榊原記念病院外来に坐す、江戸時代後期に設置されたと伝わる目安箱の中、ひそかに投函された一書にあるのでございました。

この玉簡、それこそなにやらなにやらオモロい☺!(^^)ぞと、物議ブロガーの心を打ったのです。
でもそれにしても何にしても、ハートウォーミング賞の選定委員の皆さま方、よくぞ選んで下さいました。そのハッちゃけたナシの判る年相応の決断、もちろん今回だけですが感心してしまうのであります。

さて、小児心臓外科医たるもの、例えどんなにいい手術をしても、たとえ文学賞なみのブログを書いたとしても、褒められることなんぞ滅多にあるものではございません。ですからこのお手紙は、3畳間の霧に佇むブロガーにとりましては最高の誉め言葉、衷心より嬉しく感じ入った次第です。有難うございました。

さてさてそうしますと、こうなることはお決まりでしょうが、
読者の皆さんには当然のこと、“副賞としての金一封は一体どれほどの額?”などと、ワクワク気に病んでおられるのではないかとこちらも気に病んでしまいます。しかし大変失礼とは存じつつ、この賞は、そんな下世話なことを望む暇がないほどの素晴らしきご褒美、従いまして、誠に…、そして実に…、さらに心の底からウズウズと、返す返す残念無念なことではありますが、餅のロンロン無論の必然、金一封なんて“皆無”だったのでございます。
このような、皆様からの篤きご厚情、そして膨大な量のご同情を頂いたこと、感謝に堪えません…。皆さまのお声が院長に届くよう、取り合えずの手配だけは完備しておきます。
がしかし…、これもまたまた遺憾な噂話ながら…、今も昔も相変わらず、金運の衛星軌道だけには全くもって縁がないと称される外科医であること、覆すことのできない歴史的事実でもありました…😢。
そんなことを懐かしく思いつつ、卓球女子団体のリベンジを祈念しながら、読者の皆さまの忌憚なきご意見を、今後も首を長~くしてお待ち申し上げております。

なお、頂いたお手紙、こちらで改めてタイプしますと極めて無機質な印象となりますので、直筆そのままに掲載させて頂きました。平にご容赦下さい。