Doctor Blog

コラム

少しお休みをいただいております

前回公開した「俵尊 最終稿」からブログがストップしております。

申し訳ございません

 

初めに申しておきますが、決して罰が当たったわけではありません(多少はありましたが…)。

相変わらず不遜な執筆アイデアはその度ごとに頭をよぎるのですが、どうもどうも…、筆が進まないのです。

まるでスランプ状態の一流作家のようです。

 

特に、一昨年からテレビや雑誌のお仕事について極めて不十分に勉強させて頂いたこともあり、

そして、それらに対する拒絶反応からほんの少しだけアンニュイな気分となっていることもあり、

ブログ原稿を書くという欲心に翳りが生じている状況です。

 

さて、ところで読者の皆さん、小生のテレビ晴れ姿、ご覧いただきましたでしょうか?

全く持ってこっ恥ずかしい限りではあります。

作成して頂いた制作会社の皆さん、放送局の皆さんからは、大変好評であったとの連絡を頂いておりますが、そこはやはり、“とらえどころの無い定年前の偏屈外科医”の真骨頂、賛否両論の嵐でござんした。

 

さてさて、ブログですが、いましばらくお休みをいただきたく、次回は今年の4月に再開の予定です。

撮影中の秘話やインカの野積み崩し後の事件簿などを題材にしたいとは考えておりますが、相も変わらない顰蹙内容となることだけはお約束いたします。是非楽しみにお待ちいただければと思います。

 

ただ現時点で一つ残された問題は、今後執筆する場所であります。

定年を迎えますと、特任副院長という立場とはいえ、病院内に自分の机が無くなってしまいます。例の“インカの野積み”を離れなければならないのです(そういえば、少しですが例のインカの野積み、テレビに映りました)。

小生の「榊原記念病院 低侵襲手術書」の中でお話したように、当院には偉くなっても医者個別の仕事部屋というものはありません。医者も看護師も事務の方々も皆一緒です。この写真のように、まさしく職員室のような大部屋、公廨なのであります。

 

しかし、いつも“ザワつく金曜日”なみの公廨とはいえ、府中移転後約17年を過ごした住み慣れた一区画、あらゆる意味で集中してきた、もしくは集中できた縄張り的存在です。執筆場所の消失、ほんの少しですが寂しさと冷たさを感じます。

 

今後は、荒野の素浪人の如く、病院廊下を歩きながら、また、駅のプラットホームをスマホを見ながら歩くというような無茶な離れ業、超人気一流作家並みの原稿アイデア練りと執筆が必要となります。

将来の文豪への道、まさしくこれは天に与えられた試練です。

喧嘩上等、唯我独尊!

ただ、ここ2年ほど、誠にふざけた思考生活を送ってきたと今はただただ深く反省しております。今後は極めて真面目にふざけようと考えておりますので、どうか辛抱強くお付き合い下さい。

 

それでは皆さん、またお会いしましょう。

※ NHK BSプレミアムの番組、女優の板谷由夏さんとの対談では、都内某洋館での撮影と相成りました。この写真、その一室での急拵えの化粧台です。

ここで、眉を引かれ、粉を塗られ、例の大爆笑の七三分けが誕生いたしました。