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コラム

インカの野積み崩し①「高井研一郎先生 その一」

例のインカの野積みです。
このブログで多少有名になったせいか、院内見学者が少なからず増加しております。
中には無節操にかしわ手を打つ人もいます。でも、両手を合わせて無意味に拝むことだけは、さすがに勘弁してもらいたいものです(小生、まだまだ元気にしております)。

さてさて、そろそろ、じわじわじわ…。 どうやら、インカの野積み崩しに取り掛かる季節が音を立ててやってきたようです。

お話させて頂いたように、新宿(正確には代々木)から現在までの38年間、伝説に伝説を積み重ねてきた歴史ある野積みです。
改めて眺めますと、学会や講演で使用したスライドや発表原稿、協力執筆した医学教科書を中心に、まさしくウズもれの中に埋もれた資料が、所狭しと整然に(煩雑)並ぶさまは実に壮観です。
濃縮醸成された小生の若輩時代の恥部が、今まさに日の目を見ようとしています。

最初に発掘されたクリアファイルの一ページ目、 これは某学会での発表原稿です。 そういえば…、この時、会場からのご質問に上手く答えられず、冷や汗をかいた記憶が浮かんできました。
二ページ目、某懇親会でのスナップ写真です。……これは、即シュレッダー処分 !
三ページ目、中国の講演での3人のショットです。
中央が小生、左の御仁は某会社の部長さんで中国北方部の中国語に精通、また、右のお方は某企業のトップ、英語だけでなく中国南方部の方言の権威(中国ではマジックショーに出演していたという異色の経歴を持つ、専門は脱出イルージョン)であったことから、これらのお二人に講演のサポートに付いて頂きました(中国語、かなり特訓しました)。
おかげ様で講演は大成功。彼らには、今でも中国の医療に関して色々とご相談することがあります。浅草ではあみだくじ三兄弟とも呼ばれました。

そして、四ページ目、
やや黄ばんだ白色の紙ナプキンに描かれた似顔絵 ??? 。   むむっ、これは……!
横に、“ユキちゃんヘ” と書いてあります(小生のことです)。 思い出しました。 整いました。
なんとなんと、 高井研一郎先生に描いて頂いた小生の似顔絵です。
とんでもないお宝が出てきました。

インカの野積み崩し、なんだか、NHKの “あの人に会いたい”、そんな気分となってきました。

これはこれは、しばらく愉しめそうですよ。

続きます(似顔絵のブツは、最終稿でお示しします、すみません)。
次回、西調布界隈の巻です。

調布です(Yahoo地図)