道中二足の草鞋|23. 謝辞
思いつくまま気の向くまま、書き残してまいりました。
ですが、特に現代の様々な出来事に関しましては、皆さまそれぞれの体験のもと、異なる解釈と判断があると考えます。どうぞご自由ご勝手に、作り話でもしながらご批判を賜れば幸いです。
さて、たった今、全文を読み終わりました。
今更ながら、有ること無いことスットボケの二枚舌…、冬場の朝4時と5時の違いを敢えて説明するような、忖度不能の文章が雑多に並んでおります。ああそうだ、あれは烏龍茶のCMだったでしょうか。「結婚しようよ」が中国版でオンエアされた時と同様の不可思議さを感じております。何だかな、外科医の思念なんて、たかだかそんなものと思う次第です。
がしかし、ここまで書ければ、誠に天晴れと言うほかありません。
特に酒のアテにはちょうど良さげですね。戦っていながら、以外と戦っていなさそう…、そんなナチュラルさを感じるのです。良家の者さながら…といった懐いもまた、ちんまりと溢れているように思えます。
ところで、もしも100年後、その時に小児心臓外科が生業として生き残っているのであれば、拙ブログは歴史ジャンルに入っているのでしょうか。それとも風俗、ファンタジー、青春、恋愛の類なのか…。最悪、枕本であってもいいかとも思います。
それでも出来ますれば、印刷本で残っていることを期待したいですね。
古書店入口のワゴンの上、十把一絡げであってもかまいません。それを購入した手術オタクが、暗い下宿屋でコーヒー啜りながらそれを眺める姿…、それは実にシュールで滑稽でありましょう。
元来、良い外科医ってものは、考えなしに喋ったり、長々と書いたりしないものです。小生も元々、そういった性格ではなかったはずです。
それでも、当ブログの終演を迎えるにあたり、今回だけは何故か少々、言い足りなくも感じてしまう…。
どうやらそれは、外科医&神主という、その中途半端さがそうさせているのかもしれません。何度も申しますが、神主は外科医ほど口が軽くあってはならないのです。
さてさて、そんなところで、読者の皆さま、長き間のご精読、誠にありがとうございました。
空が紅く染まる時間にはまだ早いとのご意見もいただきましたが、大晦日近くにて取り収めさせて頂きます。
皆さまの心持ちが少しでも楽になったのであれば、誠に幸いなことです。
ご多幸とご健康をお祈り申し上げます。 どうかお元気で…。