Doctor Blog

コラム

羞恥心.com Epilogue

さて、お待ちかねの最終話、ユルユルと進めます。

榊原小児心臓外科はあらゆるキャラの宝庫、多くのエビデンス(グラビア写真集ラインの思い出)をもって証明されておりますから、全く異論はございません。
一方、榊原小児心臓外科はあらゆる羞恥心の宝庫、ハニカムという観点では多くのエビデンス(グラビア写真集ラインの思い出を中心に)はあるものの、その中で如何(遺憾)なく発揮されるモデルの羞恥心の無さには「諸説紛々 with 顰蹙」がありますので、未だ証明に至らず、異論があるのでございます。

さてさて最後に脱線します。
羞恥心の成長度、その評価について考えてみましょう。
いつのことでしたか、手術における「入れ込まない気持ち」とは、手術開始までの「緊張時間」が短くなるということ、そんな話しをした記憶がございます。
羞恥心も全く同様です。その成長とは、自己および他者へと向かう「いと恥ずかしの羞恥心」、消失するまでの時間が急に短くなるということ(一方「かはゆし感」は長く)、
従いまして、金離れの良さを示す太っ腹の程度が「円の単位」で数値化できるように、羞恥心における修行の程度は「分の単位(あるいは秒)」で数値化できるのではないかと確信した次第です。
しかし問題は、その境界線となる基準値を何処に設定すればよいのか?…、
例えば、「小遣い100万円」、その太っ腹具合がよく分かる、基準値をはるかに超えた値です。
でも、「羞恥心解除まで20分を切った」、…よく理解できません。
そうですね、むしろ羞恥心は「一辛、三辛」などと、味覚で表現する方がより分かりやすいかも…、
また、手術的な頭の良さは「替え玉一つ、2つ」などと、数で表現する方がより分かりやすいかも…、
加えて、性格は、「懲りなさマイナス5℃、飽きやすさプラス200℃」などと、温度単位がオモロイかも…、
これらのギャグ、「どこで使おうか」と熟考している小生、羞恥心の消失には1年ほどかかるかもしれません。

それにしても、時間の感覚とは不思議なものです。
20kmは楽に徘徊散歩できる小生ですが、あと20分歩くと言われると何故か凹んでしまう感覚…、
大人の女性に恋をして、早くその齢に追いつきたいと願う中学生の淡き心の感覚…、
前川 清さん、小生が幼き頃はあんなにも大人(おじさん)と感じたのに今では7歳しか違わない。60歳すぎたら、65も70も75も同じという大変不思議な感覚…、
でもまあ、そんな訳わからんことを考えなくても、
羞恥心の時間感覚に関しては、「恥じることにそんなに時間をかけるなよ」、こう言いさえすれば、言いたいことは若手に伝わるのではないでしょうか。爺い外科医は今後、このような意味不明な説得力だけで生きていくのかもしれません。

さてさて読者の皆さま、
思い出だけに浸りながら、いつまで経っても終わらない某小児心臓外科医の羞恥心ブログ、お付き合い誠に有難うございました。
お開きに言葉を重ねますが、「オトナの義務教育」という中途半端なおせっかい、
でもよくよく考えてみますと、そんなもんだけでは何故かドキドキしませんし、ワクワクもしない。
そして、言うべき人が言わないと、聞くべき人が聞かないと、何だか楽しくない、最近ようやっと分かりました。
やはりそこは何だか…、ただ単に…、自分だけの…、ホンマモンで恥ずかしい、ホンマモンで頬を染める、そのような「明日が好きになる永遠のドキワク羞恥心」が必要なだけなのさ、と思います。
「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」、虎になった理由はともかく、距離を置かず自ら進んで恐れずに羞恥し、虎になる前に、そして我道を行って遭難してしまう前に、最後の一人孤独、『羞恥心』、踊ってみませんか。
「人生、人生、人生、夢で生きてる ♬」…、できればタオルが凍る環境で!
羞恥心ダンスは永遠なり、ある意味すべての生きる力です。

『あなたの羞恥心はとても寂しいねって君は言う、だから本日6月21日は小生の進化記念日』
またお会いしましょう。

「よっ毎度、裕次郎やで。ところでもうかりまっか?あかんのかいな…、えー俺はってか?まあボチボチやな。どや、久しぶりにこの後軽くイコか…、あ~ちゃうちゃう、そやなかった、いやそやったそやった、いま思い出したわ。
わてな、ちいと怒っとんのやで、最近の人間どもは皆出たがりだけの厚顔無恥、羞恥心ってもんが無いンとちゃうやろか。相手を思いやる気持ちがホンマおまへんのや、ええ加減にセえよ、怒るでしかし、てな気分なんや。
エエか、ほれこの写真、わてのこの寝姿見てみぃな。ちょっとだけ左手はみ出したしもうたけど、ほんせやけどまあ起きて半畳寝て一畳、どないにコロコロ太ろうがな、後ろ足としっぽで遠慮がちに寝床を調節しとるやろ、どや、謙虚やろ、健気やろ、可愛いやろ。はじかみをハニカミながらカミカミ、いやちゃうな、イッケイのド頭マジでカミカミする感じって言えばわかるか?ナントまあ羞恥心ある猫やろかと自分でも思うんや。
せやけどまあそないことはどうでもエエネン、ユキちゃんお願いがあるんよ、ほんまはな、もうちっと大っきなベッドが欲しいネン。そのこと、我が家の人間どもに言うてくれへんやろか?せやけどお父ちゃんに言うてもあかんで、はなから埒あかんからな、そやからこそっとコソッとな、明日お母ちゃんに言うてくれへんやろか?実言うとわてな、お母ちゃんだけには頭が上がらへんねん、難儀な話しやけどな、頼むでまったくもうここほれワンワン、いや違たわ、ニャーだった。」