CHDセミナー、たくさんのご参加ありがとうございました!
2019年5月19日(日)は、CHDセミナー「子どもの心臓病手術について」を開催いたしました。
今回は、ふだんブログの制作をお手伝いしているスタッフが、
早速会場へ向かいましょう
会場に向かうと、高橋先生のブログ紹介のポスターがチラホラ。
本ブログに関わる記者としては、嬉しい限りです。
当日はメイン・サブとふたつの会場があり、サブ会場にはメイン会場の様子が閲覧できるモニタが設置され、お子様連れの参加者が遠慮せずにセミナーに参加できるよう配慮されていました。
最終的には100名近くの方が今回のセミナーに参加することができたようです。
基調講演を拝聴
基調講演の内容は、治療の基本方針である、「手術を受ける子供たちの低侵襲化を第一に考える」をより深く理解していただけるよう、小児循環器における症例の特徴、体外循環(人工心肺)の歴史や榊原記念病院の歴史なども加えながら、手術・麻酔時間の短縮、皮膚小切開、無輸血手術と血液使用量の削減などの理由を丁寧に説明いただきました。
そのためのコミュニケーション、情報共有はとても大切ですし、チームのテクニカルスキルアップのための新人教育がありますが、 現在の働き方改革の中で新しい価値観も受け入れながら、患者さんの希望を断らないことをどのように達成していくのかといった、医療従事者側の現状のお話もお聞きできました。世の状況は変わりつつありますが、その変化の中でも先生の信念でテクニカルスキルアップを伝承している姿はとても印象的でした。
最後には高橋先生の生い立ちエピソードも飛び出し、通知表に書かれた先生からの意外な評価に会場を沸かせていました。
こちらは、今回のセミナーにお越しいただいた方だけの秘密です。(追々、こちらのブログで取材させていただきましょう!)
そして質疑応答へ!
さて、基調講演が終了し、10分ほどの休憩の後は質疑応答の時間です。参加者のみなさんから途切れることなく質問があり、先生は時間の許す限りお答えになっていました。
患者さんに寄り添う先生の考えの中心に、小児循環器外科は手術が終わった後も、長い時間患者さんを診る気持ちがないといけないことがわかりました。
成長に合わせて再手術、再々手術も多く、成人になってからの心不全・不整脈やペースメーカーの検討など、手術が終わった後も長期的に患者さんに寄り添う、先生の信念を感じることができました。
ということで、基調講演・質疑応答のすべての演目が終了し大きな拍手とともにセミナーが終了しましたが、終了後も多くの参加者の方とご挨拶や写真撮影をされていました。
(多忙な高橋先生を捕まえるのは、某テーマパークのキャラクターを見つけるより難しいとのこと。。。)
最後に
今回のセミナー準備チームの皆さんと記念撮影。
今回の取材で印象に残ったのは、「心臓外科医はかっこよくなきゃいけない。」という先生の一言!これは、高橋先生がご自身をストイックに追い込むための言葉なんだと理解しました。この言葉で、ご自分の考えや行動を心臓外科医としての「正解」へ持ち込んでいるのではないでしょうか。
質問ボックス準備中!
さて、講演でも先生がお話しされておりました通り、本ブログには新しい機能である、「質問ボックス」を準備中です。
質問ボックス設置に関しましては、引き続き、本ブログにてお伝えさせていただきます。